はじめに
日本を代表する高級腕時計ブランドであるグランドセイコーは一見綺麗目な腕時計ばかり作っているように思いますが、実はダイバーズウォッチも得意としているのをご存知でしょうか。
今回は影の薄いグランドセイコーのダイバーズウォッチについてご紹介しようと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
グランドセイコーのダイバーズウォッチなんて大丈夫?
国産初のダイバーズウォッチを開発したのはセイコーであり、今に至るまで進化を続けてきました。
セイコーのダイバーズウォッチ開発で培った防水性や視認性などの技術にグランドセイコーのエッセンスが加わったのが、グランドセイコーのダイバーズウォッチです。そのため、世界トップクラスの品質にグランドセイコーの美しい仕上げが加わったまさに究極のダイバーズウォッチであると言えるでしょう。
視認性を高めるために、インデックスには丸、三角、四角などの基本図形が採用されており、分針には最も視認性の高い三角形を使うことで、海の中での緊急時であっても迅速に読み取ることのできる視認性が確保されています。
時分針とインデックス、ベゼルにルミブライトという蛍光塗料を施し、視認性を高めるとともにより直感的に認識できるように細やかな配慮がなされています。
グランドセイコーのダイバーズウォッチを一挙紹介!
スプリングドライブ5Daysムーブメントモデル
スプリングドライブについては過去の記事で詳しく説明しています(腕時計界のプリウス!?スプリングドライブとは)
SLGA023
エボリューション9 コレクションのSLGA023は、スプリングドライブ5Daysムーブメント「キャリバー9RA5」を搭載した、200m潜水用防水を備えた本格的潜水用ダイバーズウォッチです。
9RA5は2020年に完成した最高精度のスプリングドライブムーブメントであり、信州時の匠工房で専任の職人たちの丹念な手作業によって作り上げられています。平均月差±10秒という高精度に加え、最大約120時間の長時間持続が可能なことも大きな特徴です。
ダイアルは日本近海の豊かな海流を表現した力強いデザインとなっており、グランドセイコーブルーのセラミック製回転ベゼルも備えています。
SLGA015
SLGA023と同じ9RA5ムーブメントを搭載したハイスペックなモデルとなります。
SLGA023との違いは文字盤とベゼルの色です。こちらのモデルは日本近海を流れる海流の力強いダイナミックな波のうねりを表現しています。
荒々しいデザインでありながら、黒い色も相まって夜の海のような静けさも感じさせる独特な雰囲気が特徴です。SLGA023と同様に回転ベゼルはセラミックで作られており、耐傷性が非常に高いです。
スプリングドライブムーブメントモデル
SBGA463
こちらのモデルはスプリングドライブムーブメント搭載モデルのため、機械式時計にも関わらず非常に高精度の平均月差±15秒(日差±1秒相当)を実現しています。
デザインは黒の文字盤にゴールドのロゴが高級感を感じさせます。また、こちらのモデルも200m潜水用防水を備えています。
SBGA463の1番の特徴はブライトチタン採用のケースです。上述のスプリングドライブ5Daysムーブメントモデルと同じ材料を使用しており、腕時計の重さはグランドセイコー機械式時計ダイバーズウォッチの中で最も軽い137gとなっています。
SBGA461
こちらの時計もSBGA463と同じスプリングドライブムーブメントを搭載しています。時計のデザインも非常に似ており、デザインの違いはロゴの文字の色くらいです。
ただしこちらの時計は素材がステンレスとなっています。チタンよりも重く傷はつきやすいですが、その分大きく価格を抑えることができます。ステンレスもグランドセイコー品質の素材を使っているため、衝撃に特別弱いということは全くありません。
チタンほど上質な素材を使ってなくても良いけれど、価格を抑えつつスプリングドライブの時計が欲しいという方にはこちらのモデルがピッタリです。
電池式クォーツムーブメントモデル
SBGX337
SBGX337はグランドセイコーダイバーズでは唯一のクォーツモデルです。9Fクォーツムーブメントと呼ばれるグランドセイコー独自の高精度クォーツムーブメントを搭載しており、その精度は驚きの年差±10秒です。
それでいて価格も今回紹介するモデルの中では最も安く、初めての高級腕時計にもおすすめのモデルです。
デザインはブルーの文字盤と黒の回転ベゼルの落ち着いた雰囲気の中に、針とダイヤルリング上の文字が黄色のアクセントとなっています。
メカニカル(機械式)ムーブメントモデル
SBGH291
こちらのモデルはメカニカルハイビートムーブメント「キャリバー9S85」を搭載したモデルです。
9S85ムーブメントは10振動ムーブメントであり、これは機械式時計の精度を司る「てんぷ」が1秒間に10回振動するのを意味します。これを1時間に換算すると36,000回になるため、ハイビート36000の呼称がつけられています。この時計の6時位置付近にも「Hi-BEAT 36000」の文字が刻まれています。
また、こちらの時計にもステンレススチールよりも軽量で錆びにくく、傷がつきにくいブライトチタンが採用されています。
SBGH289
こちらの時計にもSBGH291と同様「キャリバー9S85」が搭載されています。
ケース素材はステンレスでできており、美しいケースの鏡面仕上げを楽しむことができます。ブライトチタンモデルよりも20万円程度価格を抑えることができており、価格を抑えて9S85ムーブメントを手に入れたい方にはこちらのモデルの方がおすすめです。
全体が黒の落ち着いたデザインとなっており、硬派なメカニカルムーブメントと相まって大人な雰囲気を感じさせる時計となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したのは全て本数が限られている限定品ではなく、購入しようと思ったら購入できるスタンダード品です。
ぜひお好みのダイバーズを腕時計を探してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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