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驚愕の5000万超え!セイコークレドール最高額の腕時計とは?

腕時計紹介

はじめに

国産の中でも高級ブランドに位置するクレドールですが、クレドールの最高額の時計はどんなものだろうと気になっている方は多いのでは無いでしょうか。

クレドールブランドロゴ 引用:公式サイト

今回の記事ではクレドールの最高額の時計を調査してみました。また、最高額の時計以外にも2000万円を超える時計を一挙紹介しています。

ぜひ最後までご覧ください。

現在販売されているモデルで最高額の腕時計

GBCC999 「FUGAKU」

価格:¥55,000,000

GCBB999 引用:公式サイト

ズバリ現在のクレドール最高額はMasterpiece Collectionのトゥールビヨン彫金限定モデル「FUGAKU」の5500万円です。これは日本国内の現在手に入る腕時計の中でもグランドセイコーを抑え最高額です。(2024/9時点)

FUGAKUは世界限定8本の究極の工芸時計を目指した傑作です。この時計の見どころは大きく3つあります。

一つは見ての通り立体彫金技法により表現された美しい外観です。

葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」のひとつ、「神奈川沖浪裏」からインスピレーションを受けたこの時計は、匠たちの技術により実物が持つ波の奥行きとダイナミックさを、2mmに満たない腕時計の空間の中で表現することに成功しています。

富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 引用:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/568372

2つ目のポイントはセイコー初のトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」です。

トゥールビヨンとは三大複雑機構の一つであり、腕時計が裏向き、表向き、横向きのどんな体勢でも精度が変わらないようにするための機構です。この機構は非常に複雑で、開発できるブランドは世界でも数えるほどしかいないハイレベルな技術です。

3つ目のポイントはケースデザインです。

文字盤の周りにはダイヤルのグラデーションと呼応するように、微妙に色合いが異なる43個のブルーサファイアが配置されています。また、側面はケースを取り囲む柱の間に緻密なストライプの螺鈿細工が施されており、細部に至るまで余すところなく匠の技を注いでいます。

GBCC999のケース側面 引用:公式サイト

まさに見どころ盛りだくさんで細部まで隙が無い、最高額の時計に相応しい時計であると感じます。

過去販売されていたモデルの中でも最高額の腕時計

HSR050(1982年)

価格:¥220,000,000(発売当時)

クレドールダイヤモンドウォッチ 引用:https://museum.seiko.co.jp/collections/watch_latestage/collect023/

1982年に発表されたこちらの時計は、ケースからバンドまで合計507個、28.5カラットのダイヤモンドをちりばめた、価格100万ドル(当時レートで2億2千万円)という驚愕の宝飾時計です。また、カバーガラスにも6.3カラットの板ダイヤが使用されています。

クレドールの多くのジュエリーウォッチはこのモデルから始まったと言われており、クレドールらしいジュエリーウオッチの世界観を創り出しました。また、ムーブメントには当時の最新技術であった小型クォーツムーブメントが搭載されているのも特徴です。

ケースにもふんだんにダイヤが使用されている 引用:https://www.seiko-design.com/140th/topic/53.html

その他のクレドール2000万超え腕時計たち

GBLS998 NODE スプリングドライブ ミニッツリピーター

価格:¥34,650,000(発売当時)

GBLS998 引用:https://h-tokei.jp/gbls998/?srsltid=AfmBOoo1wz1LIgcRqh21NdM3ISD3C5aXIB768Jgy1xhAkt7jdLfaNQnm

セイコー創業130周年を記念して作られたモデルであり、匠の技と先進技術の粋を集めたコンプリケーションウオッチ(複雑機構と呼ばれる特殊な気候を搭載した時計のこと)となっています。

この時計には「ミニッツリピーター」という複雑機構が搭載されています。ミニッツリピーターは鐘を打って時刻を知らせる機構で、製造の難易度の高さから機械時計の3大複雑機構のひとつとされ、極めて高度な設計、組立技能が求められます。

元々ミニッツリピーターは街灯が発達していなかった時代に、音で腕時計の時刻を確認することができるよう開発された機構です。明るい場所が多くなった現代ではあまり実用的ではなく、電子的に音が鳴る時計なんて珍しくもないですが、機械の機構だけでこれを実現しているというロマンを感じることができるため、複雑機構の時計を求める人は少なくありません。

また、このモデルにはスプリングドライブが採用されており、静かな音と滑らかな運針がよりミニッツリピーターの鐘の音を際立たせてくれます。

過去にはGBLQ998という同じくスプリングドライブ機構にソヌリ気候が搭載されたモデルも発表しています。こちらの価格も¥22,000,000と非常に高額になっています。

GBLQ998 引用:公式サイト

ソヌリとミニッツリピーターはどちらも時刻を音で知らせる機構ですが、ソヌリが決まった時間に自動的に音が鳴るようになっているのに対して、ミニッツリピーターは任意の時間にボタンを押せばその時点での時刻を鐘の音で教えてくれるという違いがあります。

GBBD951

価格:¥24,200,000

GBBD951 引用:https://www.gressive.jp/tokimegu/2021/brand/credor/01.html

GBBD951はクレドールのスケルトンモデル誕生25周年を記念した数量限定1本のモデルです。スケルトンモデルは一般的に時計内部やムーブメントが見えるようになっているモデルのことを指します。

初代スケルトンモデルGBBD998 引用:https://www.awc.co.jp/2022/04/23/seiko-credor-signo-68-mechanical-skeleton-ref-gbbd998/

初代の開発時、日本の美しさを取り入れたデザインを目指した結果「風にしなる竹」をイメージした受けや、ムーブメントに美しく「菊」が彫金された特徴的なモデルが誕生しました。

このGBBD951は初代スケルトンモデルへのリスペクトを込めて「竹」からイメージを膨らませ、雪が降り積もる竹林の荘厳な情景をテーマに制作されたモデルです。雪の重みによってしなる竹の緊張感や重なりあう情景をムーブメントの形状で表現しているという驚きの時計です。

また、竹に降り積もる雪はダイヤモンドで表現されており、透き通るような輝きを表現しています。

GBBY983

価格:¥49,500,000

GBBY983 引用:公式サイト

GBBY983は2022年に発表された、世界1本限定の貴重なモデルとなっています。特徴的な羽ばたく蝶があしらわれた文字盤は、中国の思想家・荘子の説話「胡蝶の夢」に着想を得ています。

4時位置のりゅうずを回すことで文字盤上の蝶が羽ばたきながら動きます。この蝶は有名な彫金師である照井 清(てるい きよし)氏によって手作業で作成されたものであり、この時計は同氏の夢であった動く彫金を実現した特別なモデルです。

また、ムーブメントには“蝶形花(ちょうけいか)”と呼ばれる藤の花が彫金されています。

GBBY988 裏面ムーブメント 引用:公式サイト

まとめ

我々のような一般人には到底手の届かない金額の時計ばかりですが、最高の技術と情熱が注がれたモデルがたくさんあると言うのがわかったかと思います。

特にクレドールは日本の古来からの伝統や技術、情景などを大切にしている傾向にあります。ぜひ高額モデル以外にも興味深いモデルが多くありますので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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