３つ知っていれば腕時計上級者！？ドイツの腕時計メーカー紹介

はじめに
ドイツ時計メーカ紹介
まとめ

はじめに

時計で一番有名な国はスイスです。スイスにはロレックスを代表とするたくさんの有名メーカがあり、スイス時計は世界一の人気と品質を誇ります。また、日本の時計も精工な作りでありながら安い価格であることで世界中に多くのファンがいます。

対して、今回ご紹介するのは「ドイツ時計」についてです。イマイチどんな特徴があって、どんな時計メーカがあるのかご存知ない方が多いと思います。ドイツ時計もスイスに負けず劣らず長い歴史と、非常に高い腕時計づくりの技術を持っています。

今回の記事ではドイツ時計メーカーの概要と特徴、おすすめの時計を紹介しようと思います。これをみればドイツ時計に興味を持っていただけるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

ドイツ時計メーカ紹介

もちろん以下で紹介するのが全てのメーカーではありませんが、代表する７ブランドを紹介しようと思います。

ランゲアンドゾーネ（A. Lange & Söhne）

ランゲアンドゾーネはザクセン州のグラスヒュッテでアドルフ•ランゲによって創業されました。ゾーネ（Söhne）は子供たちという意味であり、ランゲとその息子たちによって会社が経営されていました。

ランゲアンドゾーネは世界で最も格式高い５つの時計メーカーをまとめた「世界５大時計」の中の一つであり、その歴史の長さと高い技術は全世界のブランドの中でも最高級です。

こちらのランゲ１は同社の中でも最も有名なモデルであり、桁数が分かれたデイト（日付）表示や、無駄のない文字盤の配置は古くからのドイツ時計の一つのアイデンティティといえます。

グラスヒュッテオリジナル（Glashütte Original）

グラスヒュッテオリジナルはその名の通りグラスヒュッテに本拠地を置く時計メーカーです。

グラスヒュッテは東ドイツ側領土に位置しているため、第二次世界大戦後にはグラスヒュッテに本拠地を置く多くのメーカーがまとめてグラスヒュッテ国営時計会社という一つの会社に国営化されました。冷戦終結後、グラスヒュッテ国営時計会社は民営化され、現在のグラスヒュッテオリジナルとなりました。そのため、同社はグラスヒュッテ伝統の時計づくりを深く継承しているのが特徴です。

同社の中で最も有名なのがこのこのパノマティックルナで、左右非対称の特徴的なデザインは上述のランゲ1と似たような印象を受けます。それもそのはず、ランゲアンドゾーネ創始者のアドルフランゲはグラスヒュッテの職人たちに時計づくりの指導を行なっており、その指導を受けた職人たちが起こした時計会社が集まって今のグラスヒュッテオリジナルとなっています。

いわばランゲアンドゾーネとグラスヒュッテオリジナルは同門となるわけです。そのため左右非対称なデザインもパクリというわけではありません。

ランゲと同様の美しさや品質レベルの時計が比較的安い価格で手に入るのはこのブランドの特徴です。

ノモスグラスヒュッテ（NOMOS Glashütte ）

ノモスはグラスヒュッテで1990年に創業した比較的新しいメーカーです。新興メーカーであるにも関わらず、トゥールビヨンを搭載した機械式ムーブメントを自社で開発するなど非常に高い技術を持つことが特徴です。

シンプルなデザインの時計が多いのが特徴で、落ち着いた本格的な機械式時計をお探しの方にはピッタリです。

また、価格も50万円以下のものが多く比較的お手頃に手に入れられることも特徴です。

ジン（Sinn）

ジンは正式名称を「ジン特殊時計会社」（Sinn Spezialuhren zu Frankfurt am Main）といい、1961年に元ドイツ空軍パイロットの方によって創設されました。パイロットの経験から極限状態でも時刻を確認できるような、過酷な環境にも耐えられる時計が必要と考えており、ジンの時計は非常に高い耐衝撃性や耐磁性、視認性を備えているのが特徴です。