はじめに
ロレックスのデイトナやオメガのスピードマスターなど、腕時計好きではない人でも名前を聞いたことがある有名なモデルがある一方で、有名ブランドから出ているモデルにも関わらず腕時計好きでもその存在を知らないようなものも存在します。
今回は有名腕時計ブランドの影が薄いモデル特集として、とてもいい時計にも関わらずなぜか人気や知名度が低いモデルを紹介しようと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
有名腕時計ブランドの影が薄いモデル特集
OMEGA(オメガ)
コンステレーション
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一般的にダイバーズウォッチを始めとしたスポーツウォッチが有名なオメガですが、コンステレーションはあまり知られていません。1952年に登場したコンステレーションは精度を追求した最上位モデルであり、最先端の技術がふんだんに搭載されています。1952年の登場の初代コンステレーションは徹底的に精度を追求しており、「精度のオメガ」と呼ばれるほど世間から非常に高い評価を受けました。
コンステレーションは「星座」を意味し、その名の通り文字盤の6時位置には星が輝いています。また、数々の精度を競う天文台コンクールでコンステレーションが多くの記録を打ち立てたことを表すために、裏蓋には天文台と星の刻印が入っていることも特徴の一つです。
コンステレーションの中にも「コンステレーション」と「コンステレーション グローブマスター」の2シリーズが展開されています。
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グローブマスターは2015年に新しくラインナップに追加されたモデルであり、クロノメーター規格とスイス連邦計量・認定局(METAS)の規格の両方に合格した世界初のムーブメントを搭載したコレクションとして大きな話題を呼びました。
また、グローブマスターは初期のコンステレーションの特徴である十二角形に盛り上がった文字盤のデザインを踏襲しており、当時のデザインに現代のエッセンスを加えたものとなっています。
デ・ヴィル
![](https://udedokei-nyumon.com/wp-content/uploads/2024/11/omega-de-ville-prestige-co-axial-master-chronometer-power-reserve-41-mm-43423412109001-039759-1024x1024.jpeg)
1967年にシーマスターシリーズから独立することで登場したデヴィルはオメガの中のドレスウォッチシリーズです。フランス語で”街・都会”を意味する”DeVille”が名前の由来です。
主要モデルであり1994年に登場した「プレステージ」シリーズは最もクラシックでスリムなデザインが特徴です。控えめなデザインのものが多く、まさに王道ドレスウォッチと言えるモデルが多いのが特徴です。レディースからメンズ向けの幅広いサイズ展開、デザイン展開がされているため、自分に合うモデルが見つけやすいと言えるでしょう。
そのほかにも、クラシックな雰囲気をより強調した「トレゾア」シリーズ、女性向けのシリーズである「レディマティック」シリーズなどのシリーズがデヴィルシリーズとして展開されています。
Grand Seiko(グランドセイコー)
スポーツコレクション
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グランドセイコーといえば日本の美や技術を腕時計に落とし込むことを得意としており、どちらかといえば綺麗めな、凛とした雰囲気の腕時計が多いイメージがあります。しかし、ダイバーズウォッチを始めとしたスポーツウォッチも得意としており、スポーツコレクションとして多くのモデルをラインナップしています。
そのすべてのモデルが、視認性や操作性、堅牢性、装着性など、より幅広いシーンにおいて極めて高いパフォーマンスを発揮すべく設計されており、質実剛健なデザインがそれを体現しています。
ダイバーズだけではなくGMT機能やクロノグラフ機能などを備えたモデルが多く、グランドセイコーの技術力の高さを最も感じることができるシリーズであると言えます。
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Patek Philippe(パテックフィリップ)
ゴールデンエリプス
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世界三大腕時計ブランドの一つであるパテックフィリップは、ラグジュアリースポーツウォッチであるノーチラス、アクアノートや、最も格式高いドレスウォッチと言われるカラトラバが圧倒的な人気を誇っています。
このゴールデンエリプスの名は、本体の楕円形(エリプス)のケース形状からきています。そしてこの楕円の縦横比は1:1.618という黄金比となっており、人間が直感的に美しいと感じることができるような作りになっています。
このゴールデンエリプスは1968年に発表され、洗練されたドレスウォッチとして今まで長い人気を誇っています。黄金比を取り入れつつ無駄を完全に省いた普遍的なデザインは正に究極のドレスウォッチと言えるでしょう。
IWC(アイダブリューシー)
アクアタイマー
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IWCと聞くとパイロットウォッチを思い浮かべる人が多いですが、実は本格的なダイバーズウォッチも展開しています。
アクアタイマーは1967年に登場し、当時はトップクラスの防水性である2000m防水を実現するなどプロユースに耐えられる高スペックが特徴です。(現行モデルは300m防水)
風防内にアウターベゼルと連動する回転式のインナーベゼルを搭載していることも大きな特徴であり、その機能もさることながらデザインもユニークなものとなっています。アクアタイマーは知る人ぞ知るシリーズですが、スペックや機能はまさにダイバーズウォッチの中でもトップクラスです。
Cartier(カルティエ)
パシャ
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カルティエといえばドレスウォッチのタンクや航空時計をベースとしているサントスが有名ですが、パシャはカルティエの中ではスポーツウォッチシリーズとして展開されています。
1985年に登場したパシャはチェーンで繋がれた特徴的なリューズなど、当時では先進的なデザインで注目を集めました。また、逆回転防止ベゼルを備えるなど1940年代のダイバーズウォッチのテイストも含んでいました。
現行のパシャは1985年登場時のデザインを踏襲しつつ、素材やサイズ展開も様々なモデルが多く展開されているのが特徴です。また、特に2020年にはメンズモデルも復活しファンを喜ばせました。
Rolex(ロレックス)
ミルガウス(生産終了)
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1965年に登場したミルガウスは科学者やエンジニアをターゲットとして開発されました。多くの磁気にさらされることが多い環境でも使うことができるように、非常に高い耐磁性を持っていることが特徴です。
また稲妻のような独特な形状の秒針も特徴の一つであり、堅実なモデルが多いロレックスの中では珍しく遊び心を感じることができるモデルです。
惜しまれながらも2023年に生産が終了してしまったモデルではありますが、今なお根強い人気を誇るモデルです。
まとめ
影が薄いだけで、全てのモデルが歴史を持った素晴らしい時計であることがお分かりになったかと思います。
腕時計が欲しいが他の人と被りたくないという人にもとてもおすすめの時計です。ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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