はじめに
腕時計の世界には似たデザインを持つ時計が多く存在します。
今回の記事では数百万円以上の高級時計に似たデザインのお値打ち時計四選を一挙紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
高級時計と似たデザインのお値打ち時計4選
カルティエにそっくりなセイコー

1917年に誕生した「タンク ルイ カルティエ」は、カルティエ創業者の孫ルイ・カルティエがデザインした、タンクシリーズの原点とも言える名作です。
直線的で洗練されたケースにローマ数字、ブルースティール針、レイルウェイインデックスを備え、気品あるクラシックな美しさを誇ります。長方形ケースとレザーストラップの組み合わせが特徴で、時代を超えて多くの著名人に愛され続ける、カルティエを象徴する一本です。
そんなカルティエの価格は約190万円と非常に高額ですが、セイコーのクォーツウォッチはデザインが非常に似ているにも関わらず価格は約2万5千円と超お得です。

こちらの時計はセレクトショップnano・universeの監修モデルです。駆動方式はタンクと同じ電池式のクォーツ時計であり、革ベルトとゴールドのケース、りゅうずに至るまで似たデザインなのが特徴です。
価格も非常に安いため、プレゼントにもぴったりな時計と言えるでしょう。
ピアジェにそっくりなカールレイモン

ピアジェの「ポロ」は1979年に誕生した、スポーティでラグジュアリーな時計です。2016年には「ポロ S」としてステンレスモデルが登場し、より現代的でカジュアルな魅力を加えています。
こちらのモデル(G0A41002)は10気圧防水で、サファイアケースバックからは自社製自動巻ムーブメント1110Pが、グレーのローターと共に鑑賞可能です。カジュアルにもフォーマルにも映える、優れた着用感と現代的なスポーツエレガンスを両立した一品です。
ポロの価格は約220万円なのに対してカールレイモンのマジェスティは自動巻きにも関わらず約10万円以下に価格が抑えられています。

特徴的なケースの形状は遠目に見たらわからないレベルでそっくりです。カールレイモンは日本製のブランドでもあり、お値打ち価格の自動巻き時計を探している方にはぴったりです。
ロレックスにそっくりなチューダー

こちらの「ロレックス エクスプローラーII」は、2021年に登場した42mmオイスタースチール製モデルです。固定式24時間ベゼルとオレンジの24時間針により、洞窟や極地など昼夜不明環境での時刻判断を可能にしています。
日付表示や視認性高いクロマライト夜光、パワーリザーブ約70時間の自動巻Cal.3285を搭載しており、堅牢性・耐磁性・防水性(100m)も備えた、プロフェッショナル仕様のツールウォッチです。
価格は約148万円ですがロレックスは定価で買うのが難しいブランドであり、記事公開時の中古相場は約170万円と非常に高額です。
この時計に非常に似ているのは姉妹ブランドであるチューダーのブラックベイプロです。

GMT針がオレンジではなく黄色だったり、針がチューダーの特徴であるイカ針になっている違いはあれど、大まかなデザインはほぼ同じとなっています。
価格も定価で60万円台とエクスプローラー2の半額以下であり、本格的なプロスペックウォッチにも関わらず破格の値段と言えるでしょう。
オーデマピゲとGショック

オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」は1972年に誕生した、世界初の高級ステンレス製スポーツウォッチです。ジェラルド・ジェンタがデザインした八角形ベゼルとビス留め構造が特徴で、革新的な外観で時計界に衝撃を与えました。
ケースとブレスレットが一体化した洗練されたデザインと「タペストリーダイヤル」による美しい仕上げで、多くの時計愛好家を魅了し続けています。今やブランドの象徴的な存在です。
価格は最も安いモデルでも200万円以上と非常に高額です。しかし、デザインの似た時計が日本のカシオのG-SHOCKから展開されており、カシオ+ロイヤルオークでカシオークと呼ばれています。

「GM‑2100」は薄型ながら耐衝撃性に優れ、鏡面+ヘアライン仕上げが施された高級感あるデザインが特徴です。20気圧防水、ワールドタイム、ストップウォッチ、5アラーム、ダブルLEDライトなどの多機能を備えていながら、価格は3万円程度とお安いのも特徴です。
八角形のベゼル形状が共通とはいえ、流石に高級感はロイヤルオークとは比べ物になりません。こちらの時計はロイヤルオークの代わりと言うよりはデザインを楽しむ時計と言えるのではないでしょうか。
パクリじゃないの?
今回紹介したモデル以外にも腕時計は似た様なデザインが多いなと感じることがよくあります。しかし、それをすぐに“パクリ”と決めつけるのは早計です。
というのも、腕時計のデザインには機能上の制約があり、どうしても似た構成になることが多いのです。丸いケース、針とインデックス、3針・日付表示など、視認性や実用性を重視すると自然と似通ってしまいます。もちろん意図的にブランドロゴや特徴的な要素をコピーするのは問題ですが、ある程度の類似は「仕方がない」とも言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したのはほんの一部であり、似た時計は他にも世の中にたくさんあります。
デザインが好きだが高くて買えない場合は似たデザインの安い時計を買うことができるため、いろいろな選択肢があることで腕時計を好む人が増えてくれると言う面もあります。皆さんも自分に合った腕時計を探してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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