はじめに
仕事でスーツを着るなどで手巻き時計を日常で使いたいという方は多いのではないでしょうか。今回は手巻き時計の日常遣いで気にするべき点をいくつかまとめてみましたので、参考になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
防水性能が保証されているものであればOK!
一般的に手巻き時計で気にされる、巻き上げの手間が面倒という点については毎日または数日に一回決まった時間に巻き上げれば済む話なのでそれほど重要ではないと思います。その巻き上げ時間もかかって2〜3分ですしね。
最も気にしなければならないのは防水性です。
手巻き時計はその性質上、ドレッシーでフォーマルなものや、数十年前に作られたアンティークの個体などが多いです。そのため、防水性が最新の時計ほど充実しているものは少なく、雨の日や手を洗った時などに水が入って故障につながってしまうリスクが非常に高いと思います。
防水性の高い手巻き時計なんてあるの・・・?
そのため、あればダイバーズウォッチレベルの非常に高い防水性を持ちながら、高級感やフォーマル感を出すことができる「ラグジュアリースポーツウォッチ」から手巻きムーブメントのものを探すのが良いのではないでしょうか。一般的にはやはり汎用性や使いやすさを考えて自動巻きを搭載していることが多いため選択肢は多くはないのが現状です。
しかし、ゴリゴリのドレスフォーマルウォッチは一般的には日常生活防水というものが保証されていることが多いです。日常生活防水とは手洗いや洗顔で飛んでしまった水滴や小雨で少し表面が濡れてしまう程度であれば耐えられるレベルの防水性能を持っていることを保証しています。
なので、ゴリゴリな薄いドレスウォッチを選ぶ際は「日常生活防水」レベルの防水性能を持っているかどうか確認するのが良いでしょう。日常生活防水とは書かれていなくても、「3気圧」や「3bar」などと記載されている場合もあるので注意が必要です。
グランドセイコー SBGW301

このモデルはゴリゴリドレスウォッチ寄りの手巻き時計であり、日常生活防水を備えています。
37.3mmのステンレススチールケースにボックス型サファイアガラスを採用し、ザラツ研磨仕上げにより光沢感を演出。アイボリーの丸みを帯びたダイヤルは、視認性を高めるために針の先端が曲げ加工されています。
搭載ムーブメントはキャリバー9S64で、最大巻上時約72時間のパワーリザーブを実現し、平均日差は+5秒~-3秒。裏ぶたはシースルーバック仕様で、精緻な機械式ムーブメントの動きを鑑賞できます。
パネライ ルミノール ベース ロゴ

ダイバーズウォッチなのに手巻きムーブメントを搭載している、最近では珍しいモデルと言えるでしょう。ダイバーズウォッチなので防水性は10bar(100m防水)と他の手巻き時計に比べて非常に高いです。
44mmステンレスケースに“Base Logo”(オフチーネ・パネライの“OP”ロゴ)入りホワイト文字盤を備えた、シンプルかつ個性あふれる手巻きモデルです。手巻きキャリバーP.6000(19石・21,600振動/時)を搭載し、3日間のパワーリザーブとインカブロック耐震機構を備えています。ミリタリーグリーンのラバーストラップとトラペゾイドバックスルーバックルを採用し、リューズにはパネライ特許のプロテクターを装備しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
手巻き時計は現行でも数が非常に少なくなってきており、ドレスウォッチ以外だとより限定的になってきています。そんな中でも手巻き時計をつけたいという人は本当の腕時計好きの人が多い印象です。
ぜひ自分のお気に入りの時計を検討する際は、防水性を頭に入れてみて下さい。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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