はじめに
買ったばかりの腕時計はピカピカで、いつまでもこの状態をキープしておきたいと考えるのは普通だと思います。しかし、使っていくにつれてどうしても傷がついてしまうのは事実であり、なるべく傷をつけずに使っていきたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
今回は腕時計マニアが解説する、腕時計をなるべく傷付けない方法について解説していきます。「なるべく」とついているのはどうしても腕時計を使う上で傷は避けられないものだからです。
ぜひ最後までご覧ください。
傷がつくのは避けられない
先述の通り、腕時計を使っていく上で傷がつくのは当然のことであり、避けることはできません。どれだけ気を使っていても机にぶつけたり、落としてしまったりしまうものです。
ただし、小さい傷なら表面の研磨で消すことができます。服とのスレや小さな傷であれば、元の傷があったかどうかわからないくらい綺麗に消えるため、あまり気にする必要はありません。

余談ですが、アンティーク時計などは傷がついている方がカッコ良いと考える人も多く、オーバーホール時には研磨をしないよう要望する人も多いようです。
ただし、大きな傷は表面研磨でも消すことはできません。以下では、そういった大きな傷をなるべくつけないためにできることを紹介していきたいと思います。
傷付けないためにできること
腕時計のコーティング
車のコーティングのように、表面に保護層を設けることで傷が時計につくことを防ぐ方法です。大体3000円くらいからネットで購入することができるため、価格を抑えて手頃に傷対策ができるのが特徴です。
ただし注意しなければいけないのは、見えるような深い傷はコーティングでも防げないということです。机にぶつけてしまったり、落としてしまった際にはコーティングを突き抜けて傷が入ってしまうことが多いため、完璧な対策ではないということを頭に入れておくべきでしょう。
また、小傷をなくすための通常の研磨の邪魔になる場合があるようです。研磨ができないだけではなく、オーバーホールを断られるケースも稀にあるようなので、自己責任で行う必要があります。
なるべくつける頻度を減らす
この対策は元も子もないですが、そもそものつける頻度を下げることで腕時計が傷つく可能性を下げる対策です。例えば毎日着用する腕時計は傷ついても良い腕時計、休日は高級な本命腕時計を使うなどが一般的です。
そんなこと言われても好きな腕時計は毎日つけたいでしょうし、確率が下がるだけで休日に傷がついてしまう可能性はあります。とはいえこの対策は最も一般的で、おすすめの対策だと思います。本命の腕時計+アウトドア用腕時計、などがとてもバランスの良い腕時計ラインナップなのでおすすめです。
傷つきにくい素材で作られた時計を選ぶ
高級時計の中でもさまざまな素材がありますが、その中には柔らかく傷つきやすい素材と固く傷つきにくい素材が存在します。一般的にゴールドやシルバーは柔らかく傷がつきやすく、セラミックやパラジウムなどが傷つきにくい素材です。
特にセラミック素材は軽く傷もつきにくいためおすすめです。

こちらの対策はこれから腕時計を選ぶ人限定の対策となってしまいますが、今自分の持っている腕時計の素材を確認し、傷がつきやすい素材なのかそうではないのかを知っておくことも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どうしても傷はついてしまうため、傷がついてしまったとしても「これも味だな」と思って受け入れるおおらかさが大事です。長く使っているとたくさんついた傷も思い出となっていくのではないでしょうか。
今回の記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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