はじめに
フォーマルなシーン向けの時計であるドレスウォッチをお持ちの方の中には、日常の生活や仕事でもドレスウォッチを使用しても問題ないか気にしている方もおられるのではないでしょうか。
今回の記事ではそんな方に向けて、腕時計マニアが考えるドレスウォッチの使用シーンについて紹介しようと思います。これからドレスウォッチの購入を検討している方にもおすすめの記事となります。ぜひ最後までご覧ください。
ドレスウォッチとは
ドレスウォッチは、時計の一種で主にフォーマルな場面や特別なイベントで着用するためにデザインされた高級な腕時計を指します。
ドレスウォッチのケースは一般的に薄型で、スーツやドレスの袖口にスムーズに収まるように設計されています。厚みがあまりないため、スリムでエレガントな外観を持っています。
ドレスウォッチの強さについて
耐衝撃性能の低さ
ドレスウォッチは一般的に薄くて精巧な構造を持つため、外部の衝撃に対して弱い傾向があります。薄型ケースと複雑なムーブメントが内部に収まっているため、振動や落下などの衝撃が内部機構に影響を与えやすいからです。
したがって、ドレスウォッチを保護するためには慎重な取り扱いと定期的なメンテナンスが必要です。
防水性能の低さ
ドレスウォッチは一般的に防水性が低いのはスポーツウォッチやダイバーズウォッチと比較して、スタイリッシュで薄型のデザインを優先するためです。
薄いケースと複雑なムーブメントの組み合わせは堅牢な防水シールを備えるのが難しく、水に対する耐性が限定されるためです。ドレスウォッチは主に日常的な防水性を提供し、水中活動には向かないことが多いため、水の接触を避けることが重要です。
ドレスウォッチの普段使い
ドレスウォッチを使っても問題ないケース
- デスクワーク
- 食事
- 散歩等の軽い運動
- 小雨の日
いくら水や衝撃に弱いとは言っても、最近のドレスウォッチはある程度のスペックを備えているものが多いです(アンティークなどの昔のモデルは例外)。そのため、日常生活や軽い運動程度で使う分には全く問題ないと言えます。
代表的なドレスモデルであるランゲアンドゾーネのサクソニアフラッハを代表にみてみると、3気圧の防水性能を備えています。一般的に3気圧防水性能は「日常生活用防水」とも呼ばれ、汗や雨、洗顔をするときに付着する水滴に耐えられることを示しています。
ドレスウォッチを使わない方が良いケース
- 作業を伴う仕事
- 激しい運動
- 激しい雨の日
前述の通り、ドレスウォッチは衝撃や水に強くはありません。そのため、激しい運動や作業においてぶつけてしまった場合は故障する可能性が非常に高いと言えるでしょう。また、激しい雨の日などに圧力をかけてしまうと水がムーブメント内に入り込み故障してしまう可能性があります。
一般的にドレスウォッチは凛としたフォーマルな雰囲気が特徴ですが、表面に細かい傷がたくさん入っていたりするとその雰囲気は一気に台無しになってしまいます。せっかくのドレスウォッチを守るためにも、使うべきではないケースではグッと我慢して傷がついてもいい時計を使うべきでしょう。
まとめ
ドレスウォッチは非常に繊細で扱いには注意する必要があります。しかしその分気品の高い雰囲気とデザインを楽しむことができる特別な時計であると言えます。
ぜひ購入を検討してみて下さい。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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